PERT図・クリティカルパス計算ツール
作業名・所要日数・先行作業を入れるだけで、クリティカルパス・最短完了日数・各作業の余裕(フロート)を自動計算し、PERT図(作業ネットワーク)で図示します。すべてブラウザ内で処理され、外部には送信されません。仕組みは PERT図とクリティカルパスの記事 で図解しています。
作業を入力
先行作業は作業名をカンマ(,)区切りで。開始作業は空欄でOK。
| 作業名 | 所要日数 | 先行作業 |
|---|
結果
クリティカルパス:–
PERT図(赤い経路=クリティカルパス)
計算表
使い方
各作業の 作業名・所要日数・先行作業(その作業を始める前に終わっていないといけない作業)を入れると、自動で計算します。たとえば「作業Dは、AとBの両方が終わってから始められる」なら、Dの先行作業に A, B と書きます。
計算表の見方
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 最早開始(ES) | その作業を最も早く始められる日。先行作業がすべて終わる日(複数あれば遅い方) |
| 最早終了(EF) | ES+所要日数。最も早く終われる日 |
| 最遅開始(LS) | 全体を遅らせずに始めてよい最も遅い日 |
| 最遅終了(LF) | 全体を遅らせずに終えてよい最も遅い日 |
| 余裕(フロート) | LS − ES。0なら遅れが許されない=クリティカル |
クリティカルパスとは
開始から終了までの経路のうち、所要日数の合計が最も長い経路がクリティカルパスです。最短完了日数=クリティカルパスの長さで、この経路上の作業が1日でも遅れると全体が遅れます。逆に余裕のある作業は、その日数までなら遅れても全体に影響しません。工期を縮めたいときは、クリティカルパス上の作業を短縮します(余裕のある作業を縮めても全体は変わりません)。
最初の例で結果を読んでみる
ページを開いたときに入っている例(A:3日、B:5日でAの後、C:2日でAの後、D:4日でBとCの後)を、手で計算すると次のようになります。
| 作業 | 最早開始 | 最早終了 | 最遅開始 | 余裕 |
|---|---|---|---|---|
| A(3日) | 0 | 3 | 0 | 0 |
| B(5日) | 3 | 8 | 3 | 0 |
| C(2日) | 3 | 5 | 6 | 3 |
| D(4日) | 8 | 12 | 8 | 0 |
Dは、BとCの両方が終わるまで始められません。Bは8日目、Cは5日目に終わるので、Dの最早開始は遅い方の8日目です。全体は12日で、余裕が0のA→B→Dがクリティカルパスになります。Cは3日まで遅れても、全体の12日は変わりません。
工期を縮めたいときの注意 — クリティカルパスは入れ替わる
全体を早く終わらせたいなら、縮めるべきはクリティカルパス上の作業です。上の例で余裕のあるCを短くしても、完了日数は12日のままです。
ただし、縮めすぎると別の経路がクリティカルパスになります。上の例でBを5日から2日に縮めると、A→B→D と A→C→D がどちらも9日になり、全体は9日です(このときツールのクリティカルパス欄には、両方の経路の作業が「A → B → C → D」とまとめて表示されます)。Bを1日にしても、今度は A→C→D の9日が最長になるため、全体は9日より短くなりません。このツールで日数を変えながら、どこまで縮めると効果がなくなるかを確かめてみてください。
実際のプロジェクトでは、人を増やして作業を短くする(クラッシング)、順番に行う予定だった作業を一部並行して進める(ファストトラッキング)といった方法で工期を縮めます。どちらも費用や手戻りのリスクが増えるので、効果のあるクリティカルパス上の作業に絞って使います。
基本情報技術者試験ではこう出る
「アローダイアグラムから最短完了日数を求める」「クリティカルパスを特定する」「ある作業に何日の余裕があるか」「最早・最遅結合点時刻を求める」が頻出です。最短完了日数=最長経路、合流点は遅い方の完了を待つ、余裕=最遅−最早の3点を、上のツールで手を動かして確かめましょう。
よくある質問
Q. 所要日数に小数(0.5日など)は使える?
A. 使えます。0以上の数値なら計算できるので、半日の作業は 0.5 と入れてください。時間単位で見積もりたいときは、すべての作業を同じ単位(たとえば時間)にそろえれば、結果もその単位で読めます。
Q. 「先行関係が循環しています」と表示されたら?
A. 「AはBの後、BはAの後」のように、作業の順番が輪になっています。どちらかの先行作業の指定が間違っているので、入力を見直してください。先行作業はカンマ・読点・スペースのどれで区切ってもかまいません。
Q. 土日や休日は計算に含まれる?
A. このツールは単純に日数を足し合わせるので、カレンダーの休日は考えません。結果は「作業日で何日かかるか」として読み、実際の日付に直すときに休日を足してください。
📖 深掘り:PERT図とクリティカルパスをやさしく図解(記事) / 稼働率などマネジメント系は 稼働率計算ツール・信頼性設計の記事 もあわせて見てみてください。